ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

植民地の統治形態

 1つ目は、本国に無許可で勝手に創設されたもので、最初期に北部で誕生する。プリマス、ニューヘイブン、プロヴィデンスコネチカットが該当し、1691年までには姿を消した。住民の自発的な同意に基づく「社会契約」をベースに成り立つ。

 2つ目は、本国からの許可状に基づいたものである。

  社団が運営する自治植民地は、政府がカネや人材を労せずに民間組織が国益を推進してくれるので、初期にみられる。a)ヴァージニアとマサチューセッツ、b)ロードアイランドコネチカットが該当する。

  個人に与えられた領主植民地は、封建的な形態である。a)ニューハンプシャー、ニューヨーク、ニュージャージー、カロライナ、ジョージア、b)ペンシルバニアデラウェア、メリーランドが該当する。

 3つ目は、国王・本国政府が直接統治するもので、王領植民地と呼ばれる。本国が最も望む形態であり、上記のa)は後に王領化された。