ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

マサチューセッツ湾植民地(1629~86)

 1623年にドーチェスター会社が現在のマサチューセッツ州北東部に入植を開始したことに始まる。ほどなく会社は破産し、事業と現地の入植者は「ニューイングランド会社」に引き継がれる。1628年にはピューリタンのジョン・ウィンスロップによって「マサチューセッツ湾会社」に引き継がれる。先住民の部族名にちなむ。

 翌29年には、本国で迫害されてた清教徒(非分離派)が入植を始める。彼らは信徒の連帯を重視し、会衆派教会をつくる。翌30年には、上院に相当する評議会が開かれ、会衆派の成人男性のみに自由民の資格を与えることにした。翌31年には自由民による選挙が行われ、下院に相当する議会が開設される。ちなみに年季奉公人は、年季が明けてから自由民とされる。

 政治は、会衆派教会の宗教信条に基づいて行われた。他宗派は自由民になれず、”過激な考え”を主張する者は追放された。

 1691年にはニューハンプシャーが分離する一方で、1692年にはプリマスを吸収する。