冷戦
アメリカとソ連という超大国同士が、戦争で直接対決するのは現実的ではなかった。
国土の広さと国力のスケールは今まで人類が建国した国家を超越しており、
どちらが勝っても共倒れに終わることは必至だった。
それで、いかに同盟国を増やすかが重要なことになった。
こうした間接的な戦いは、冷戦と呼ばれる。
朝鮮半島を舞台にした朝鮮戦争では、米ソの兵士が現地に派遣された最初の代理戦争になった。その後も、スエズ運河の利権を巡る争いなどにも関与する。
ソ連も核兵器を持つようになると、直接対決は一層現実的ではなくなる。
アメリカはベトナム戦争に深く介入することで、著しく国力を落としてしまった。
ソ連も1979年以降アフガニスタンに介入することで、著しく国力が落ちた。
改革が叫ばれる中で登場したゴルバチョフは内政を見誤り、ソ連は崩壊する。