ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

ニューヨーク植民地

 オランダが1609年にハドソン川を発見すると、オランダ商人が毛皮取引で度々訪れるようになる。

 事業は国営化され、1624年には現在の州都オールバニおよびニューヨークで恒久的入植が始まる。翌25年にはマンハッタン島での入植が始まり、ニューアムステルダムと呼ばれる。防御壁を築いた部分は後のウォール街、目抜き通りはブロードウェイとなる。ユダヤ人を含むあらゆる文化・宗教が認められる多様性は、本国に通じるものだった。

 1664年にイギリス艦隊が侵略し、チャールズ2世は弟のヨーク公に与える。ヨーク公は領地の一部を2人の友人に与え、その地はニュージャージー植民地として分離する。

 1673年に第三次英蘭戦争の一環でオランダが再度占領するが、終戦によりイギリスに割譲される。ニューアムステルダムは、ニューヨークに改められ、現在に至る。

1685年に領主ヨーク公ジェームズ2世として即位するのに伴い、王領植民地となる。

1688年にはニューイングランド自治領の一部に編入されるが、1691年に再び独立する。

 イギリスの支配になっても、オランダの影響は生き続けた。1683年に制定された植民地憲法は、他の植民地よりも多くの権利を住民に保障した。