ニュージャージー植民地
ハドソン川とデラウェア川に挟まれ、ニューヨークとペンシルヴァニアに隣接する。
1629年にハドソン川沿いにオランダが開拓地を開いたのが始まりである。1664年にはイギリスが取得して、領主植民地となる。東半分の領主カートレット家の出身地ジャージー島に因む。
入植を促進するために信教の自由を認め、ヨーロッパ各地からクエーカー教徒が入植するなど、多種多様な人たちが集まった。とはいえ、免役地代をうまく回収できず、領地経営は困難を極める。西半分の領主バークレー家は、クエーカー教徒に譲り渡す。
1702年には王領直轄地になる。1708年からの30年間はニューヨーク植民地の総督の配下に入るが、1738年から再び独自の総督が任命されるようになる。
小規模農業と貿易が産業基盤だった。