ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

ノース・カロライナ植民地

日本語にすれば、北カロライナである。

 陸続きのヴァージニア植民地から入植した北部と、中央政府のある南部と地理的にも社会的にも隔絶されていた。カロライナ植民地の定義である北緯29度~36.5度の範囲内に両者が含まれていたというだけで、赤の他人同士だった。

そんな実情もあり、1690年頃には北部が独自の議会持つようになる。

1708年以降の植民地政府膠着により、1712年には北部にも独自の政府が樹立される。1729年には正式に独立が承認され、ノース・カロライナ植民地となる。

 本国は、領主だった8人の貴族のうち7人から土地を買い上げ、直轄植民地とした。

しかし、ジョン・カートレットだけは売却を拒み、バージニアに接した幅60マイル(96km)のエリアを1776年まで所有し続けた。

 ノースカロライナは、小規模農園によるタバコ栽培が、産業の基盤となった。