ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

民族

アメリカは人種の堝と言われるが、国民の7割が白人系であり、黒人は1割強に過ぎない。民族別では、ドイツ系17%、イギリス系13%、アイルランド系12%と続く。

先住民は、白人が持ち込んだ疫病と虐殺により、現在は少数派である。

移民は、宗教的迫害から逃れたヨーロッパ各国のプロテスタント信者から始まり、アフリカからは労働力として多数の黒人が連れて来られた。

建国初期まではイギリス・ドイツ・北欧系が多く、専門知識や熟練技能を持つ有能な人材だった。

その後は社会変動で弾き出されたアイルランド系、東欧系、南欧系、中華系、日系が流入したが、彼らは資金も技能もなかったので、人種差別と低賃金労働に苦しむ。彼らの共通点はプロテスタント信奉者ではなかったことである。

20世紀以降は、ソ連、朝鮮、キューバベトナムなど、共産主義政権を嫌って亡命した難民を含め、世界のあらゆる民族が加わる。

 

ヒスパニック

 スペイン系の名称で、旧メキシコ領が編入された際に取り込まれたり、中南米からの移民がルーツ。英語に次ぐ言語勢力で、現在は5000万人を超える。

 

ユダヤ

 人口比は2%ほどの少数派だが、国を動かす経済力を武器に、大きな政治発言力を持つ。歴代政権が親イスラエル路線なのは、上記の理由による。エンターテイメントを含む商業に大きな影響力があり、四大映画配給会社も全てユダヤ系である。

目次へ 戻る