国土
アメリカ合衆国は、北米大陸を東西に貫く国土を核とし、陸ではカナダ・メキシコと隣接する。
北側はカナダと五大湖、南はメキシコとメキシコ湾、東は大西洋、西は太平洋に接している。
大西洋に沿って南北に走るアパラチア山脈は、東部と中部の境界線である。
中部は南北にミシシッピ川が貫く平原である。
太平洋沿いに南北に走るロッキー山脈が中部と西部の境界線である。
メキシコ湾岸は、南部と呼ばれる。
本土は48の州で構成され、アラスカ州とハワイ州を加えて全部で50の州がある。
海外領土は、グアムなど太平洋の島々、カリブ海のプエルトリコ等がある。自治は認められているが、大統領や国会議員の選出といった国政には原則参加できない。
首都ワシントンD.C.は、どの州にも属さない連邦政府直轄地である。1961年以来、大統領選挙には参加できるが、連邦議会で票を持つには至っていない。
独立宣言時の領土は大西洋岸のみだったが、1848年には太平洋まで到達する。
かつてはフィリピンと中米(キューバ・ハイチ・ドミニカ・ニカラグア)を占領していた時期もある。