迫害される黒人
黒人の入植に関する最も古い記録は黒人に対する差別は顕著でなかった。
彼らにとって重要なのはキリスト教徒か否かであって、洗礼を受けた黒人には白人と
同じ法律が適用された。
当初黒人奴隷は年季奉公人とみなされ、白人黒人にかかわりなく同じ扱いを受けた。
ただ、異人種への嫌悪感と恐怖感は法的差別へと進展して行く。
まずは、法的に黒人と白人を区別することから始まり、その後は黒人と先住民を区別するようにもなった。
奴隷については、1705年のヴァージニア奴隷法までには、集会や移動・武器を持つこと等の禁止、体罰や折檻の許可等、所有者にとって都合の良い内容が盛り込まれた。
自由民だった黒人も、武器の携行禁止など、当たり前の権利が剥奪された。