ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

ソ連崩壊

ソ連崩壊

 第二次世界大戦後、米ソは桁外れな軍事力を背景に世界を席巻した。膨大な軍備費を賄うには、経済力が必要である。

共産圏では労働者の怠慢、技術発展の遅れによって持っている資源を活用できなくなり、生産力が著しく低下した。オイルショックに伴う物価高騰の影響を一番受けたのも共産圏であり、経済は弱体した。ゴルバチョフは改革方法を間違え、社会主義体制を守るつもりが、自らの手で破壊してしまった。同時期に日本のバブルも崩壊し、日本経済も後退した。

アメリカのライバル達は大きく後退した。アメリカ自身も軍備拡張や湾岸戦争で経済を圧迫していたが、新たな力で世界経済をリードする。

IT革命

 冷戦期間中のアメリカは、各地の米軍基地を繋ぐ強力な専用通信回線網を持っていたが、冷戦の終結に伴って回線の一部を民間に解放することにより、インターネット産業が発展した。パソコンの普及と相まって、一連の産業が創出されたのである。IBM,インテル,マイクロソフト等の企業が世界を席巻した。国内の景気も上向き、連邦政府財政赤字は解消された。上記以外にも怪しげな企業も勃興し、世紀末はITバブルに沸いた。こうした恩恵を受けて、クリントン政権は良い時代として記憶されることとなる。

 

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