ケネディとキューバ危機(1962年)
第二次世界大戦後の覇権争いでは、アメリカがソ連を大きくリードしていた。
そこでソ連は、社会主義国のキューバへ核ミサイル基地を建設して優位に立とうとした。
キューバとアメリカの距離は最短で160km、ワシントンも射程圏内、
アメリカとしては自分たちの裏庭に核ミサイルが置かれる状況だった。
ケネディ大統領は弟ロバートの案に従って軍艦で海を封鎖し、キューバへの核ミサイル搬入を阻止して緊張は一気に高まった。
核戦争は米ソ共倒れという認識のもと、結局ソ連はキューバへの核ミサイルを撤去し、アメリカもトルコの核ミサイルを撤去するという交換条件で解決した。
こうして核戦争は回避されたが、ベトナム戦争は防げなかった。