ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

世界恐慌

世界的な経済恐慌は何度も繰り返されてきたが、

単に「世界恐慌」という場合は、1929年に端を発する一連の「バブル崩壊」を指す。

1980年代の日本が土地バブルだったのに対し、こちらは「製造業」のバブルである。

資本主義経済では10~20年周期で恐慌が訪れるが、今回はタチが悪かった。

身の丈を超えた過剰・過剰・過剰な投資熱と、

世界経済の大半がアメリカに依存していたことがマズかった。

 

1929年10月に製造業の株価が急落し、市場全体に波及する。

その後、銀行が次々と倒産して、経済は機能不全に陥ったのである。

今でも銀行ATMの不具合で預金を下ろせなくなると、私たちの生活は混乱する。

ましてや街中の銀行が次々と倒産したら、どうなるだろうか?

世界恐慌の原因を完全に説明できる経済理論は今も昔も将来も存在しないので、

ここでは株式暴落とその後の銀行倒産という現実に起きた事を覚えて頂きたい。

そして、事態を打開するためのニューディール政策が登場する。