ゼロから学ぶアメリカ合衆国

ゼロから学んだアメリカ合衆国をわかりやすく説明

ニューディール政策

 世界恐慌に対処するために、フランクリン・ルーズベルト大統領が就任した1933年以降に実施した一連の経済政策のことである。

ちなみに「ニューディール」という名前は、マーク・トウェインの小説の一節から取られている。

 

まず最初に、銀行預金の安全を保証(保障)して、預金者の混乱を鎮めた。

積極的に公共事業を行い、10年間で850万人を雇用し続けた。

農業生産と流通を制限し、農産物の価格を安定化(農家の保護)させた。

これらの政策は一定の成果は上げたとはいえ、4年後には息切れを起こしてしまう。

この危機を救ったのは第二次世界大戦だった。

 

今のアメリカを読み解く大事なおまけ

強い大統領(の権限)、肥大化した政府、社会保障(福祉)制度といったものは、現在まで引き継がれている。

そして、職を得た大勢の社会的弱者(黒人や低所得者)が、ルーズベルト大統領の所属する民主党の支持基盤として取り込まれた。